「ある結婚の風景」ならぬ、「ある離婚の風景」。
HBOがリメイクした「ある結婚の風景」の凄みと完成度に比べると、まあまあというところなんだけど、こちらも見始めるとなんか癖になるのがさすがHBO！
(まあ、シリアスとコメディーなのでジャンルも全然違うから、比べる意味はそもそもさしてないんだけど。)
サラ・ジェシカ・パーカーに驚いた。
彼女の作品をそんなに見たわけではないので、とにかくSATCとかそれ系の、ニューヨークハイソ系恋愛至上女子の印象が強くて...
だからこそ、HBOのシニカルな作風に合うのかな？と懐疑的だったんだけど、さすが女優。キャリア女性の中年期という役どころに割とすんなりフィットしてる。
トーマス・ヘイデン・チャーチはなんというか、声も深いしホットガイと言っても差し支えないはずなんだけど、いつも絶妙に「老けてる」というか、機嫌悪そうな感じをプンプンさせるのが上手いというか...
一見大物にも転べそうなのに、中の上、みたいな小物感を出すには上手いよねえ。
サラとのバランスは意外に良いのかも。身長差があるのも、心理戦のパワーバランスに画角上一役買っているような..
