シは幸せのシ

ホグの愛のシは幸せのシのレビュー・感想・評価

ホグの愛(2015年製作のドラマ)
4.5
チェ・ウシクの魅力爆破のドラマでした。
韓国ドラマでは、割と個性的な(そしてわかりやすい)名前をキャラクターにつける事が多い気がします。
今回のチェ・ウシク扮するカン・ホグも例に漏れず。
劇中ではホグの名前は豪傑の“豪(ホ)”に真実の“拘(グ)”と説明するシーンも出てきますが、韓国語で「ホグ(호구)」という単語には、“おめでたい人、うぶな人、他人によく騙され利用されやすい人”という意味があるようです。漢字では虎口と書くそうで(囲碁の戦術から派生した言葉みたい)、漢字で見るとそんな意味があるとはわからない言葉ですね。
劇中のホグも、韓国のその言葉の意味そのままのキャラとして話がはじまります。
このドラマが普通の恋愛ドラマと違うのは、相手が未婚で相手も教えずに母親になることを選んで一人で出産すること。
そして、そのそばにずっと居続けるカンホグの存在感。
おめでたい人で、騙されやすく利用されやすいホグが、どんな選択をしていくか、是非ドラマを観てほしいです。
ドラマの最初の方に出てきた、ホグの思考法、
「ただ捨てるのは心が痛むから、持ち帰りたくないけど忘れたいことは小さく折ってゴミと一緒に捨てて置いていく。そして、少し歩いた所で、いけない、忘れてきちゃった、と振り返っていう。そうすると、本当に忘れた気になる」
これ、実際使えそうでいいなーと思いました!

劇中、唯一の欠点として、同性愛の扱いの雑さが気になりました。あれ、当事者が見たらきっと傷つく。
ネタバレになりそうな感想はコメントの方に書きます~。
シは幸せのシ

シは幸せのシ