社会のダストダス

今際の国のアリスの社会のダストダスのレビュー・感想・評価

今際の国のアリス(2020年製作のドラマ)
3.8
視聴した時点では原作未読。コミックスも読み始めたけど、どこの本屋行ってもドラマでやった8巻までしか売ってない、9巻から先が気になり過ぎて夜も8時間くらいしか寝られません。コミックス読み始めて、ラスボスの再現度に笑った。

人の消えた東京の街“今際の国”で繰り広げられるデスゲーム。
普段地上波でやってても見ないタイプの、というかあまりテレビ見ないのでやってても気づかない類のドラマ。天下のNetflix様制作で推しの三吉彩花さん出演と知って気にはなっていたものの、脇役っぽいし登場した回であっさり死んだらどうしようという懸念もあり、期待値は低めに設定して鑑賞開始。その結果、ドラマ自体は想像していた5倍くらい面白かった。

考えてみれば山崎賢人さんと土屋太鳳さんを見るのも多分初めて、太鳳さんに至っては最近ようやく名前の読み方を知りました。今まで南斗鳳凰拳使えそうな強そうな名前だなと思ってたけど、読み方を知ったらタオちゃんですか、アラ可愛い名前ですね♪ぴっちりタンクトップの肉体美が素晴らしかったです、これがみんながタオパイパイと呼んでいる魅力ですか。この二人時々兄妹みたいに似ている瞬間があって面白かった。

一応、山崎賢人さんのアリスが頭脳派、土屋太鳳さんのウサギが肉体派として描かれていたけど、アリス君もメチャクチャ殴られるので実質肉体派みたいなものだった。

洋画などで日本語を喋らない人たちが画面の中で爆ぜて死んでも最近は慣れてしまっていたけど、同じ言葉を話す人が突然「あべしっ!」って死んでしまうと結構ビビったので、自分の中でも多少は身近な出来事だという意識が働くのだろうか。
第3話は衝撃の展開だったし、山崎賢人さんの表情と叫びが真に迫っていた。

観ている側もSAN値が削れた第3話。4話目からは桃白白がレギュラー参戦、そして5話目からは三吉彩花さんとビーチのその他大勢も登場しストーリーも大きく動き始める。
こっからは展開がかなりお祭り騒ぎ、後半の方の山崎賢人さんは殴られすぎてずっと顔が凸凹してる。
ただ、過去最悪のルールだというハートの10のゲームが、少し拍子抜けというか、最初にもしかしたらと当てずっぽうで考えた犯人がそのまま的中してしまったのでクライマックスのインパクトは少し弱くなってしまった。

配信限定のドラマということで、結構残酷なシーンもあり、シリアスな展開で一定の緊張感を保ちつつも、外連味の効いたキャラクターも多いので飽きることなく最後まで一気観出来た。
楽しみにしていた三吉さんはそれほど出番は多くなかった印象だけど生きてるから未来がある!相変わらずスタイル神がかってて眼福でした。主要キャストの中ではあまりバックボーンに触れられてなかったのでシーズン2に期待ということでいいのだろうか。

PS. コミックス9巻まで読めたけど、あの全裸マンはドラマではどうするんだろう。