ハル

今際の国のアリス シーズン2のハルのレビュー・感想・評価

今際の国のアリス シーズン2(2022年製作のドラマ)
4.0
先行試写にて。
前作に引き続きスケール感が桁違い。荒廃した東京の街をリアルに再現していて、この規模感が全編続くんだから半端じゃない。
とても地上波のドラマでは不可能だからこそ、Netflixオリジナルの強みを感じさせる。

前作に引き続きディストピアの中で“げぇむ”を戦う面々。
ギミックの中には謎解き要素もあればアクション要素も多々存在する。
その為、メインを担う二人の真骨頂が様々な場面で見られるのは本シリーズの大きな特徴。
山崎賢人はキングダムシリーズでも見せつけたアスリート能力の高さを存分に発揮しており、それは土屋太鳳も然り。
彼女の強味はこういう作品でこそ光輝く。
身体能力をフルに活用できる“ウサギ”の役柄、心身にかかる負荷はハードだと思うけれど、見事に体現していた。
とにかく二人共よく走る!

また、全キャラ随一とも言える途轍も無いインパクトを残していたのは山下智久演じるキューマ。
如何なるときにおいても思想がブレず、敵ながらあっぱれな人物。
ただ、それ以上に気になるのは何故か彼は常に裸!!
何も履いてないのです…上だけではなく下も…(山Pがフルシーン全裸の役をよく引き受けたよ)
ファンの人は目が釘付けになっちゃうはず。
バルクアップされた上半身を武器に全裸で動き回る彼に注目!!

さらに個人的に好きなのは村上虹郎のチシヤ。
彼の達観しているようでありながらも、不器用な人への接し方を見ていると、実は最も人間らしい存在に感じられ、何だかほっておけない気持ちになるんだよね。
天才ゆえの孤独感の魅せ方が実に巧み。
知能は最強の武器だ。

前作同様一気見してしまうほど、パート2も綿密に作り込まれていた。
チーム戦、個人戦と多種多様な“げぇむ”の中で繰り広げられる戦いの行方、個性の強いキャラクター達の仕上がり、物語の真相にも満足。
なお、前作終了時からの完全な続編なので、パートワンを観ていない方はそちらから是非。
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