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今際の国のアリス シーズン2のBeSiのレビュー・感想・評価

今際の国のアリス シーズン2(2022年製作のドラマ)
5.0
今年は何で見納めにしよう。アバター観ちゃったしもう良いかなー。でもやっぱり「今際の国のアリス」のシーズン2楽しみにしてたからイッキ見納めしよ。というわけで、イッキ見しました。以下レビュー。


NEXT STAGEに挑んでいくアリスたち。ゲームをクリアした先に辿り着く真実とは...。

印象的だったエピソードを
いくつかピックアップしたレビュー‪‪✍️


✔エピソード1
シーズン2の幕開けに相応しいオープニング。VFXやアクションだけでなく、グロさとキャラクターの魅力もさらにグレードアップしていることを実感できるエピソードです。最後には裸の山Pが出てきますよ!!まじで脱いでます。下の隠し方が色々と匠すぎ。

✔エピソード3
前半の「すうとり」号泣必至の展開、後半の「どくぼう」緊迫感溢れる多くの心理描写。高低差と満足感が凄いです。キューマと仲間たちの人柄の良さ、そしてタッタの勇姿にボロ泣きしてしまいました。お互いをかけがいのない存在として支え合ってきたバンドメンバー5人の最期は、涙無しでは見られません。「一つの後悔も無い、良い人生だった」この言葉にキューマの伝えたいことが全て詰まっていた気がします。のちのアリスにも大きな影響を与えた人物。山P似合ってたな〜。タッタは......あまりにも......。人の役に立てることが彼にとってどれだけ嬉しいことだったか。何も出来ない自分に嫌気が差してやり場の無い不満を抱えていたタッタの最期は、残酷でありながら良いものだったと思います。俺だってやりゃ出来るだろ、なんて言われたら死ぬほど泣いちゃう。無茶苦茶に泣いた。後半も内容濃かったけど、断然前半の方が濃い。後半は血泥祭りです。

✔エピソード6
チシヤとクズリュウの対決、待ってました。心理戦というよりは、2人が交わす "命の価値" についての対話がメインですかね。命の価値は人それぞれで変わるもの。何に価値があって何に価値が無いとかは皆それぞれ考え方が違うから、別に定まってもいません。平等な命の価値の重要性は絶対だと世間に訴えかけたところで...という話になっちゃいます、正直。命の価値という事柄に限らず、固定された一般論なんてものは存在し得ないわけなんですね。これをチシヤに諭されたクズリュウは、命の価値を自分で決めない生き方を選んだ末、他人であるチシヤに自分自身の命の価値を問いてから死ぬことを決め、ゲームオーバーとなります。"勝ち逃げされたみたいで嫌だな" と漏らすチシヤ好き。シーズン2で最も人間臭いエピソードでした。チシヤのバックグラウンドも見られたし満足!!

✔エピソード8
ミラのパート、長ぇー!!死ぬほど長ぇー!!多分40分近くあったと思います。しかしこれもまた、原作に近づけるため。原作ではミラもあれだけ喋ってます。多くの思わせぶりなことを語って相手をを翻弄し、洗脳によって生存本能を奪い途中棄権に追い込もうという彼女の真の目的は、アリスでさえも見抜くことの出来ない盲点でした。こういった点から「くろっけぇ」は最高難易度の♥Qとされるんですね。散々勿体ぶられた挙句に洗脳なんて、正気じゃないよこの女。そんなミラの支配から逃げ出そうと声をかけ続けたウサギと、限界寸前のアリスの会話には鳥肌。"死と向き合うことで人間の本心が分かる" というキューマの言葉が反芻する場面でした。


これ多分、というか絶対、シーズン3あります。原作でも最後は "ああいう" 感じだから!最終話あたりは心臓にめちゃくちゃ悪いけど、前シーズンよりもさらに好きな仕上がりになってた。最高でした。エピソード7だけは許さん。というわけで、「今際の国のアリス」シーズン2、無事制覇。




今年もありがとうございました〜。来年はザリガニでお会いしましょう...🦞良いお年を!!✊
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