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オックスフォードミステリー ルイス警部 シーズン1のtanziのレビュー・感想・評価

3.4
知的な主任警部モースと対照的に朴訥とした俗人の部下としてモースを支えたルイス。
そのルイスが今度は主役として帰ってきた。

すでにモースは亡くなり、ルイス自身も妻を失い子供たちは独立。そんな侘しい一人暮らし。
彼がオックスフォードに帰ってくるところから物語は始まる。

舞台がオックスフォード、そしてモースのスピンオフとなると事件の背景も犯人も一筋縄ではいかない。
モースの穴を埋めるようなハサウェイのキャラ(音楽文学歴史宗教に通じている知的な人物)がいないと、やはりこの世界観にはならないよなぁと。

にしても、主役のルイスが「筋トレなにそれ美味しいの?」といった、いかにもくたびれた中年男という造形をしているのが痺れる。
彼以外の登場する女も男も崩れた体型の役者が意味ありげではなく普通にてんこ盛りで、その辺りイギリスドラマはルッキズム重視しがちなアメリカ製のとは一線を画してるよなぁと毎回妙に感心した。
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