中山美穂さんと竜生涼さんが美しいからみられる作品。と言うか2人の美しさにのめり込んだために最後まで見てしまった。なぜだろう、調教なんて欠片も美しくないのに、自分のお父さんと同じ過ちを犯してしまっているのに。でも純愛だから、真っ直ぐな愛だからどろどろしててもキラキラしている。だから百合はまゆちゃんになりたくていつまでもいつまでも追い続けてしまう。でも何でも欲しがる百合への嫌な気持ちを胸に隠しながら仕事に奮闘することで強くなり、また一段と美しくなっていく。ずっとこんな人生が続いているなんてそりゃ苦しいよ。百合の家庭環境も確かにあたたかなものではなかった。けどだからこそ何でも欲しいってなるんじゃなくて自分みたいに寂しい気持ちでいる人にあたたかな声をかける人になってほしかった。人間の関係は脆い。少しくるったら後戻り出来なくなる。まゆちゃんの本音を聞いて百合も初めてその脆さを知った。でも長くまゆちゃんのものを欲しがってきたからそんな簡単にその性格は直らない。難しい、難しいけど一人の人間の人生を奪うことは絶対してはいけない、本当にそう思います。
