勝沼悠

ロキ シーズン1の勝沼悠のネタバレレビュー・内容・結末

ロキ シーズン1(2021年製作のドラマ)
4.8

このレビューはネタバレを含みます

 エンドゲームで過去のアベンジャーズ1の世界で四次元キューブを使って逃げ出したロキはTVAという時空を管理する謎の組織に捕まってしまう。。。

 様々な時空を巡り様々な異世界の自分と出会う。ロキらしい摩訶不思議な物語。
 シルヴィ始め様々なロキの変異体との交流は内なる自分と向き合うことでもある。ロキという主人公の内的な成長の物語。しかし、これはあのロキの物語だ。ドラマを見ながらどこかで騙されているのかもと疑心暗鬼になる。
 最終話でその疑念がついに現実になる。ロキの旅路の果てはカーンとマルチバースの分岐点。このドラマはロキのドラマでありながらフェーズ4の始まりを告げるマルチバースの重要な物語だったのだ。おそらくここからMCUのマルチバース化が始まるのだろう。結局ロキはイタズラの神としてMCUに混沌をもたらすトリックスターの運命から逃げられないのか。。。
 MCUなのに分かりやすいヴィランが存在しない。しかもシーズン2に続く! なんじゃそりゃ!?

 見事に騙された。これはまさしくロキの物語だ。
勝沼悠

勝沼悠