とんでもなく宙ぶらりんな結末を迎えたシーズン1、どれだけ続きを待ちわびたことでしょう。悪戯の神から成長したロキが今後のMCUの核となるマルチバースについて探求する摩訶不思議なタイムトラベル！
今シリーズでは新たなキャラクター、キー・ホイ・クァン演じるO.B.が登場。TVA全てのシステムを作り出した彼の研究所はウェス・アンダーソンの世界観のようなレトロでポップなセットは魅力的でした。正直、最初の3話まではO.B.の魅力で視聴を保っていたくらい。
ロキのタイムスリップによる伏線と回収の作りは上手いが、なんせストーリーがシーズン1の失敗を取り戻す話なので話が一つも前に進まない。これが自分的には少しダレてしまった。
しかし、4.5.6話の怒涛の展開にはMCUドラマの中でもワクワクがトップクラスに上昇する。特に好きな回は5話かな。エヴァやまどマギのような深夜アニメっぽい雰囲気が良かった。ラストもロキというキャラクターにしかできない見事な着地、少し話は分かりにくかったけど、満足はできる。終わりであり始まりでもある、このドラマの設定と上手く合っている。
