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ホークアイのmaroのレビュー・感想・評価

ホークアイ(2021年製作のドラマ)
4.0
 ストーリー:★★★★★
キャラクター:★★★★★★★★★★
    映像:★★★★★
    音楽:★★★★★

昨年は映画を観まくってたこともあり、唯一、年内に鑑賞しきれなかった作品(笑)

よかった。。。
これまであまりフォーカスされて来なかったホークアイに、ここまでのドラマが展開されるなんて。。。

◆ホークアイの大きな前進

今回のドラマはホークアイの過去が大きく関わっていた。
それが、『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019)のときに暗躍していた“ローニン”。
そのときの衣装と刀が闇オークションに出されていたことから、またもや戦いに身を投じるハメに。

今は家族との時間を大事にするようになったホークアイ。
そんな彼がケイトとの出会いを通じて、それまで目を背けていた現実と向き合い、後身の育成をしてきたのは、大きな歩みだった。

このドラマには、ナターシャの妹であるエレーナ(フローレンス・ピュー)も登場。
実は、彼女もサノスの指パッチンで消えていたことがこの作品で明らかになるんだけど、消えた人が5年経って復活するのは、彼女らにとっては5秒ほどの出来事だったというのも、本作で初めてわかる。

エレーナはホークアイの暗殺依頼を受けると同時に、ナターシャが死んだのはホークアイのせいという復讐心もあって、彼の元にやって来る。
でも、それがきっかけで、彼がナターシャの死についてけじめをつけられたのも、きちんとピリオドを打てた感じがしてスッキリできた。
そこらへん、ブラック・ウィドウの後日譚のようでもあったな。

◆ケイト・ビショップの爽快感

ケイトは幼い頃、『アベンジャーズ』(2012)で、チタウリたちが攻めてきたときに、超人でも何でもないホークアイが戦う姿を見て、彼に憧れた。

もともとあらゆる武術に精通している彼女だけど、慎重に事を進めるホークアイと違い、大胆な行動で彼を振り回す姿に、若さとバイタリティからくる爽快感を感じられたのがよかった。
戦闘能力もホークアイに引けを取らず、最終話の大乱闘のシーンでの活躍はかっこよかった!
弓がメインだけど、様々な機能のついた“トリック・アロー”を駆使することで、ド派手なバトルに仕上がってるのも興奮!

◆またまた世界が広がるキャラクターの登場

今回の黒幕はかの有名なヴィラン。
原作コミックを読んでいなくても、『Marvel's Spider-Man』のゲームで遊んだ人はわかるかと!
スパイダーマンを苦しめたアイツなのだ。
どうやらデアデビルにも関わっているそうな。

さらに、ホークアイの暗殺を指示したのはその黒幕なんだけど、『ブラック・ウィドウ』(2021)でエレーナにホークアイの写真を見せたのは、ヴァル(ジュリア・ルイス=ドレイファス)。
ということは、この両者は繋がっている?!

そして、ホークアイの妻に関する設定。。。
無限に広がる世界観に期待と興奮しかない!

◆そんなわけで

ホークアイにまつわる様々な"しこり"を解消した本作。
予想外に深い人間ドラマがとても楽しめた。
最終話では、『ロジャース・ザ・ミュージカル』のロングバージョンも観れるので、ぜひ鑑賞してみて欲しい!
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