原作（堂場瞬一の『誤断』）は未読。
重いテーマで、SNS全盛の今からすると、公開会社の社員の振る舞いとかはかなり突っ込みどころがあるけれど、俳優陣の名演に支えられ一気見。特に、小林薫は『深夜食堂』でソフトな面ばかり見ていたから、経済ドラマで観るのは新鮮だった。会社のためを思う一社員から人生＝会社の副社長へ。魂を乗っ取られた悪魔のような演技、背筋がゾクッとする位すごかった。
柳葉敏郎も観たことないレベル。玉山鉄二は最初のチャラさからだんだん顔付が変わっていくところが良かった。あと、小市慢太郎の声の良さに惚れ惚れした。
二度観るには辛い部分があったので、点数は抑えたけれど、最後に救いがあってよかった。
