すごかった……。
このドラマの前提として1921年の「タルサ人種虐殺」という事件があり、私はその事件のことを知らなかったので我ながら無教養を反省したのだが、実はこれはアメリカでも長い間忘れられていたというか公に語られることのなかった事件だったらしく、それも含めてあらためて酷い話だと思わざるを得ない。
原作はドラマ鑑賞時には未読で(あとから読んだ)、ザック・スナイダーの映画版は見ていたけどそれほど面白いとは思えず、どうもなかなか掴み難い世界だなあという感じなのだけど。
個人的にいちばん感動したのは第6話「この尋常ならざる存在」で描かれるフーディッド・ジャスティスの誕生のエピソード。あとから原作を読んだらこのヒーローの来歴についてはほとんど語られていないのでびっくりした。あのストーリーって、原作者のアラン・ムーアがもともと作っていたものなのか、それともこのドラマのショーランナー、デイモン・リンデロフによるものなのだろうか。
どこか別の世界に飛ばされているらしいオジマンディアスが、クローンの男女の使用人と茶番劇めいたことをやっているくだりがおもしろい(クルックシャンクス嬢役の女優さんがキレイ)。
あと各エピソードのサブタイトルが、どれもみんなめっちゃカッコいい。
(いまいちまとまらない感想だな……)