Train

ウォッチメンのTrainのレビュー・感想・評価

ウォッチメン(2019年製作のドラマ)
4.1
伝説的コミックの続編ドラマ。ザック・スナイダーの映画は見たが原作コミックには触れてない。(読んでみようとは思う)映画版は展開の変更がなされている。本当ならばコミック版を読んでなければ100%楽しめないだろうが、ネットで原作と映画の展開の違いが紹介されてる記事を読んでるだけでもドラマの理解にはさほど困らなかった。

「黒人差別」が主なテーマ。ちゃんと現代版にアップデートされてるのが素晴らしい。続編モノは成功した前作の遺産をついついそのまま引き継ぐ傾向にあって時代にそぐわないような展開を繰り返すことが非常に多いがこのドラマではそんなものは一切存在しない。原作読んでなくても脚本家の原作へのリスペクトと理解を感じられる。

またオジマンディアスとシルク・スペクターのその後の描き方が面白い。特にのオジマンディアスに関しては、歳のせいか「世界一の頭脳」という肩書きにそぐわないトチ狂った行動が多くて実に滑稽。演じているのはジェレミー・アイアンズだが、同社のヒーロー映画でバットマンの執事をしているとは思えないぐらいの変貌ぶり。エミー賞にノミネートされたのも頷ける。

しかしこのドラマのDr.マンハッタンは青白い過ぎてメイク感がパない。目が白目じゃないのも中々に違和感。最終回のちょこんと座る絵面は流石に間抜けすぎないか。

あとタイトルは「ウォッチメン」だがチームとして出てくるわけではないので、主人公の「シスターナイト」でも良いと思う。
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