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ウォッチメンのsobayuのレビュー・感想・評価

ウォッチメン(2019年製作のドラマ)
4.0
見終わった後即リピート鑑賞。2回目の方が面白かった。時系列を整理しながら見るとよい。ヴェイトのお屋敷パートは4年前っていうのがミソだな。

ノスタルジアで過去を見るというのが、Dr.マンハッタンの過去現在未来が同時ってやつの疑似体験にもなっているのが上手い。

リベラルな大統領が政権を取り続けたらアメリカはこんな国になっているのか。原作で無敵かつ不可侵だったDr.とヴェイトが現代ではなんだか弱体化してたのも趣深い。なんだかんだ正当な続編だったし、落とし前も付けた気がする。原作でベトナム戦争がキーになってるからだけど、白人至上主義と対するのが黒人とアジア人ってのも怖いくらいコロナ禍の今を予見している。

ふてぶてしくタフな女たちが沢山出てきて楽しかった。

ただひとつ、4話でヴェイトが蹄鉄を見て「これはまだ不要」って言うのはなぜ?まるで未来を知ってるみたいに。

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アマプラで1話のみ。街角でふと投げかけられた言葉の意味が最後に分かった瞬間のあのゾッとする感じ!
原作のその後らしいという情報しか知らずに見たので、今のところ設定とかよくわかってないのだけど。ロールシャッハが白人至上主義の象徴に祭り上げられているように、他のキャラも何かに仮託されていたりするのだろうか。例えば警察の飛行機はオウルのアーチーだったことにオマージュ以上の意味が出てくるのか。

ジェレミーアイアンズ、自分ちで撮影してんじゃない?と思って笑った。ヴェイトが死んでも会社は残ってるはずだよねとか思ってたら旦那様世を欺いて悠々自適生活してるのね。メイドふたりはアンドロイドか、人工的に優性遺伝子から作った人間ぽい。

劇版はLA大捜査線みたいでちょうイカす。
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