このレビューはネタバレを含みます
Masks save lives
最近ヒーローものは食傷気味だったが、これは骨太で面白かった。アメリカの闇である史実"タルサ人種虐殺事件"と、ウォッチメンの世界観を融合したオリジナルストーリー。
ざっくり概要。1~4話で正義と悪、真実と嘘に関して謎を残したままストーリーが進行していき、後半に話の全貌が見えてくる構成。二転三転する。個人的には、6話が一番好き。それ以降の展開は若干尻すぼみ感あり。
過去と現在(2019年だがネットやSNSの存在しないアナログな世界観)。正義と悪。真実と嘘。
映画版と同様、音楽のセンスがめっちゃ良い。
📝1921 タルサ人種虐殺 ・・・オクラホマ州タルサ市グリーンウッド地区 通称"ブラックウォール・ストリート"で起きた黒人虐殺事件。後に、政府が誤りを認め、家系図に基づいて遺族に賠償金が支払われた。
イカの雨、11.2 巨大イカのニューヨーク襲来が米ソ核戦争を防いだ
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1~3話までは全く話が見えて来ず我慢。
3話の終わりから4話にかけて、ストーリーが繋がり始めた。
6話。肝。やっと全貌が見え始めた。白人至上主義に一人で立ち向かった祖父の経験を追体験。"ノスタルジア"💊。新ミニッツメン。サイクロプス。映画館で激しい光の点滅で集団催眠をかけ、黒人に暴動を起こさせる白人の陰謀。法律に任せよう。フーデッドジャスティス。
7話。回想ベトナム編。バーガー&ボルシチ。覆面の人間は危険だ。
8話。時間の概念のないDr.マンハッタンによって、怒涛の伏線回収。鶏か卵か。二人の愛のトンネル、過去と現在が一つになる。エンドクレジットまで要注目。
9話。卵を割らないとオムレツは作れない。痛みと怒り。