HinakoTadaki

ユーフォリア/EUPHORIA シーズン2のHinakoTadakiのレビュー・感想・評価

3.9
シーズン2は話の展開の速さや、スリル・どきどき感が増してすごくおもしろかった!!演出、カメラワークが本当にうまくて、観ていて気持ちいい。高校生って一番過敏な時期だし全部が大げさに思えがちで、人間関係も簡単に破綻するし自分だけうまくいかないように感じることもあるし、人生の中で一番つらい時期なのでは?と改めて思う。
こんなに人生にドラマある?ってくらい、キャラクターそれぞれの置かれた境遇が壮絶すぎて、それがそれぞれのキャラクター同士で交わっていくから、もうごちゃごちゃ。教育とか親の影響って大事だなって思ってしまった。
ルー役のゼンデイヤの、ドラッグ服用がジュールズ経由でバレていちばん荒れてた時の演技が引くほどうまかったし、キャシー役のシドニースウィーニー、マディ役のアレクサデミーも、役通り狂ってて上手だった。キャシーのあのくそわがままなのに傷つきやすい性格はなんなのだ??観てていらいらしたから早くネイトとの関係がマディにバレればいいのにと思ってた... ネイトがマディにプレゼントしたネックレスを堂々とつけてるのがまず頭おかしすぎるって...

E1のフェズのおばあちゃんのところの冒頭シーンがうますぎて引き込まれる。残酷なことやってるのに音楽はポップっていうアンビバレントな感じがたまらなかったし、フェズとアッシュの関係がうまく表現されていた。最後、フェズたちにあんなことが起きる必要性があったか分からない。アッシュはまだまだ子供で、不審な奴は殺せばいいと思ってるところが悲しい。疑いやすく行動は早いのに、そういうところがまだ子供で、悲しかった。
E8の最後のほうは急に父親の話に重点が戻ったのも少し謎。いあっまでのメインはそこではなかったはずだから、もっとキャラクターそれぞれの関係性を深めるような会話で終われたらよかったんじゃないかなと思う。
それにしても、よくできた、秀逸なドラマ。