いい。
ひじょーーーにいいドラマだった。・゜・(ノД`)・゜・。
毎週泣いたも。
全エピソード泣いたのは、1996年にフジテレビで放映されていた岸谷五朗が教師役の『みにくいアヒルの子』以来かな。。。
これは、北野サクラ(高畑充希)とその同期4人による社会人生活11年に及ぶ物語。
2009年4月入社組の設定なので、ほぼ自分と同期みたいなもん。
サクラは憧れの花村建設に入社するものの、空気は読まずに正論をズケズケ言うマイペースな性格だから、とにかくまわりから煙たがれる。
そのせいで、異動や出向を繰り返すハメになるんだけれど、それだけにとどまらず、幼い頃に両親を亡くした彼女にとって親代わりだった最愛の祖父も亡くし、夢だった故郷の島に橋をかける事業もなくなり、事故で寝たきりになり、その間に会社も解雇され、こんなに踏んだり蹴ったりな主人公久しぶりってぐらい苦境に陥ってた。
でも、このドラマはそんな彼女が逆境を乗り越えるスポ根的な話ではないんだよね。
自分の身に起こったことは粛々と受け入れる反面、人の心を読む優しさや、思ったことをそのまま言う素直さがあり、それがまわりの人たちを変えるきっかけとなっていく。
会社の方針や自分のキャリアに悩む同期はもちろんのこと、シングルマザーで大変な想いをする先輩にも、彼女らの短所を諭し、長所を伸ばす接し方が彼女の最大の魅力だったように思う。
それもこれも、彼女のじーちゃんが毎週FAXで人間の本質を突いた格言のようなものを送ってくるのがヒントになってたから、サクラの中におけるじーちゃんの存在はものすごく大きかったんだよね。
彼女が同期と仲良くなれたのも、まさにじーちゃんのおかげ。
そういった背景があるから、じーちゃんが死んだときのサクラの燃え尽きた感は半端なかったし、それこそ『ワンピース』でエースを失ったルフィ、『るろうに剣心』で薫を失った剣心とまったく同じ状態に陥っていた。
このドラマは、多くの会社務めしているサラリーマンが抱えるであろう悩み、ぶつかるであろう壁の最大公約数的なところをうまく抽出して綺麗に物語にできていたと思うんだけど、それを実現した脚本家の遊川和彦さんの手腕はすごいと思う。
なので、どのエピソードも共感できるところが多く、毎週涙がボロボロ出てきて、泣くことが習慣化しちゃった(笑)
もうね、森山直太朗が「ぼ~」って歌った瞬間にパブロフの犬のように涙が出てくる。。。(泣)
ただ、物語としては9話でほとんど終わっている気がしたから、最終回はこれまでのエピソードと比べるとちょっと弱いと感じたかなー。
「私の力は仲間です」ってルフィかよってwww
ちょいちょい『過保護のカホコ』のキャストも出ていたし、いいドラマだった。
ひじょーーーにいいドラマだった。