ドラマ"ゴッドレス"での保安官の妹役メリット・ウェヴァーがいい役者だったので、彼女を追った流れで本作をたまたま観た。
本作品はレイプ犯を捕まえるサスペンスなんかでは決してない。
では、どの様な映画なのか…正直、自分のこれまでの体験からのコトバをもってしても、(未経験の)単なる知識からのコトバをもってしても、嘘くさくなる気がする。男の私が何を書いたところで、薄っぺらくなってしまう気がしている。
本作は、楽しさや痛快さを求めるならば未鑑賞のままで良いと思うし、真っ新な心持ちで向かえるならば、女性ではなく寧ろ男性が観るべき作品かも知れないとも思う。
我が家では夫婦で観入った。
観終えて暫し沈黙の椅子から動けない位に或る意味での感銘を受けた。
考えさせられ、幾人かの知人や妹や娘を思い出した。かといって自分に浮かんだ気持ちすら安っぽいかも知れないと思ったりもしている…
簡単にコトバが出てこない。
よくぞ、このテーマをこんな風にドラマの形で、丁寧に作ってくれたと思う。
関わる何人もが多角的に検証や検討して、使命感すら保って創り上げた作品であろう。
忘れられない作品の一つになる。
