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アンビリーバブル たった1つの真実のデイのレビュー・感想・評価

5.0
このドラマに関わった製作、監督、脚本、スタッフさんたち、そして、演じた役者さんたち全てに★を捧げたい。


この作品は
10代のマリーがレイプされてしまい、後に警察に「嘘」と証言してしまう。
マリーの起こった事は本当だったのか?嘘だったのか?
というよりも…

そして、3年後に連続レイプ事件が起こり、
二人の女刑事が真犯人を追う…その真犯人が誰なのか…とか、よりも、
そういう焦点の当て方のドラマでは無かったこと。

2008年のマリーの事件と
2011年の連続レイプ事件を追う、トニコレット演じるグレースと、メリットウェヴァー演じるカレンの二人の女刑事

の物語を過去(2008年)に行ったり、現在(2011年)に行ったり
過去と現在を交差しながら進んでいきます。

でも、マリーのエピソードがなかなかしんどくて…
親に恵まれず、養子でたらいまわしにされて…
10代のそういった若者を支援するアパートに住んでいて…

マリーが通報した後、
来てくれた警察官や刑事さん…何故、男性だけなの?
感情を入れず淡々と仕事をする様子は分かるけれど
女性警察官が一人でも居て、一言…たった一言
「大変だったね…」
って言う優しい言葉があれば…。

マリーは、事件から
"セカンドレイプ"、さらに"サードレイプ"まで陥って行ってしまう。

そして、2011年、水と油のような性格の女刑事が連続レイプ魔を追う…。
水のような性格の刑事6年目のカレン(メリット)と油の刑事15年目カレン(トニ)
衝突しながらも、熱い想いを持って一つの目標に進んでゆく。

この、犯罪を扱う一つの"チーム"の面々が大好きでした!!
インターンの新人くんが何気無く言った言葉に凄いヒントが隠されていたりとか…
あるあるある!!

小さな手掛かりから、ジワジワと真犯人を特定してゆく様(さま)。
その緊迫感!!

真犯人の家に侵入する様子とか
良く観る映画の1シーンかもしれないけれど
銃をおろして、壁づたいに…ノックして
「警察だ!!」
と…は、迫真…心臓バクバク(°_°)!!!

散りばめられた点と点が、少しずつ線で繋がって行く様子

どこで、マリーと繋がるのか…

私はレイプ描写が出て来る作品が本当に本当に苦手で
(注意書きが出て来ますが…)
そのシーンは目をそむけつつ…

とにかく、犯人のやり方がエグくて、レイプだけじゃない、脅迫とか、殺されるかもしれない恐怖…とか、ありとあらゆる恐怖…
怖かった…怖かったです(T_T)…。

それでも、一気に観ることが出来たのは、やはり、カレンとグレースの犯罪を追う努力や執念があったからかもしれません。

少し映画の
マイケルキートン、マークラファロ等出演の
「スポットライト」
と通じるものがあるかもしれません。


まだ、観た直後で、興奮状態なので、なかなか上手くまとめられず…
落とせませんでした🙇‍♀️

なかなか、濃厚で壮大なドラマでした!!!
デイ

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