サラミ山カルパス

アンビリーバブル たった1つの真実のサラミ山カルパスのネタバレレビュー・内容・結末

4.0

このレビューはネタバレを含みます

この作品を観て、性犯罪被害者の反応は様々であることを学んだ。混乱して記憶があやふやになってしまう人、詳細まで記憶する人、冷静に警察を呼べる人、被害前とあまり変わらない生活を送れる(厳密には送っているように見える)人。作品のテーマからしてそんなことあり得ないとわかっているのに「もしかしてマリー、嘘ついてる?」って最初は思っちゃったし「こういう経験をした人は普通こういう反応をする」みたいに決めつけるのは良くないと思った。マリーが最低限だけど報われてよかった。

調べたら、イギリスは性犯罪被害報告の1.5%しか有罪になっていないらしい。そういう数字とかこの作品みたいな杜撰な捜査とかの原因ってもしかしたら警察に女性が少ないことも関係しているのかな。とにかく勉強になったし、単純にエンタメとしてもこの先どうなるのかと気になったし、ピューリッツァー賞も納得。

トニ・コレットの顔ってマジで怖い。フランシス・マクドーマンドとの最恐コンビ刑事ものがあったら面白いのに(笑)

メリット・ウェヴァーも良かった。『マリッジ・ストーリー』に出てたってマジか。
サラミ山カルパス

サラミ山カルパス