シは幸せのシ

椿の花咲く頃のシは幸せのシのレビュー・感想・評価

椿の花咲く頃(2019年製作のドラマ)
5.0
実は一度観たときはあんまりハマれず、しかし余りにも評判が良いので、私にこのドラマの良さが見出だせなかっただけかもと思い、見たいドラマが公開される谷間に再視聴しました。
それで気が付いたのは、一度目に「ハマれない」と思った理由は、私が好きな強い女の人が、わかりやすくただ悪者とされる役か端役しか居なかったこと。
それと主人公のスナック女店主ドンベクを「守ってあげる」スタンスで話が進んで居たこと。
二度目の視聴で再発見したのは、しかし、ep16のタイトル「Born to be カバ」の通り、ドンシク自体は冷静に見るとただの弱い女ではなく、むしろ言い返さないけど心が折れない人であったこと。
カン・ハヌル(役名ヨンシク)の何かを信じる!とかこう思う!と主張する時の、瞳孔かっぴらきっぷり、あれが演技なのは本当にすごい。
ドンシクのことをよく思わない周りの人には瞳孔かっぴらいて説得して回るのに、ドンシクに対してはデレる対比も、さすが信じて見る俳優、という感じ。
ネタバレにはならないだろうと思って書きますが、ドラマが終わった後のスタッフロールの「この世で一番強くタフで誰よりも素晴らしく立派なあなたを応援しています」の言葉にグッと来ました。
ドラマで言ってたこと全部表す言葉だと思って。
いいドラマでしたー!
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