青天を衝けの31の情報・感想・評価

エピソード31
第31回 栄一、最後の変身
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コメント3件
ガリ

ガリ

幕府が終わってからが面白すぎる今作。 主役が吉沢亮て綺麗すぎやろ!って思って下から始まっていたのですが、 吉沢亮さんは今から国宝にしてもいいんじゃないですかね?ツヨポン頼りかと思いきやすべての役者ちゃんと食ってる。
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Clary

Clary

このコメントはネタバレを含みます

栄一の「おかしくねぇ」が視聴している側にも伝わる、政府内部。 大蔵省をとうとう飛び出す。 西郷隆盛との盃は幕末の盃のシーンを思い出し、なんだかしみじみしてしまった。 しかし、現代感覚で考えちゃいけないけど、千代の不憫さ。。嫁いでから、家におらず、命縮むようなことをしでかすし、同居できるようになったかと思えば妾の存在。
moon

moon

今回は 心に残る素敵な「言葉」が いくつも有った。 その一つが 千代の 「その子も貴方様のお子です。一緒に育てましょう」 今の感覚では有り得ない妻妾同居だが、千代がどんな気持ちで、また、脚本家がどう千代を捉えて、その言葉を言わせたのか… 喜作にも「栄一には お前のようなしっかりした嫁が必要だ」と言われた通り、これまでも、情けない面の有る栄一をずっと支え続けて来た千代の気丈さが 天晴れだった。くにとの子 ふみは後に惇忠の息子と結婚する。大切な妹千代が妾の子を疎んでいたら、惇忠も栄一を許さず、息子とも結婚させなかったであろう。でも…命は続いて行き、尾高忠明さんが、栄一、惇忠2人の子孫として誇りを持ち、私達に素晴らしい音楽を届けてくださっている。感慨深い。 次は 喜作との再会での 栄一の 「生きていれば文句も言い合える!」 そうなのだ!喜作と栄一の激動の数年間は全く違う人生で、お互い 言いたい事だらけだったが…それも「生きていた」からこそ!言い合えた!2人の再会は本当に激アツに嬉しい! そして惇忠の母の 「女は男に何も知らされずに生きて来たが、その惇忠がお前(ゆう)に頭を下げて頼んでいる。なんだか嬉しいじゃねぇか…」 それまで、本当に女性達は男の世の動向に振り回されるばかりだったが、ようやく世の中に女性が出て行く時代が来た!という やへのしみじみとした感慨が…沁みた。 もう一つ、富岡製糸場で惇忠が喜作に語った 「腹を割って向き合ってみれば結局人と人だった」 あれ程 攘夷だと唱えていた惇忠だったが、異人も同じ人間だったと知る。本当に そうなのだよね。そして、惇忠だったからこそ、工女達に勉学を教えられたという事実が、素晴らしい!本当に女性の社会進出の礎になったのだなぁ…🥲富岡製糸場と惇忠の功績は大きい。奇跡の出会いのような気がする。 そして…今回は、栄一が政府で活躍する姿に最初は さすが栄一!大久保の約定を上手く解釈したり、機転を効かせて三井と小野組を合本(株式会社として資金を出し合う意味?)で銀行を設立させるのは、いつぞやの悪代官へのハッタリ?にも通じる頭の良さだな…と思っていたが、三井ハウスの件で、三野村を半ば脅すような言葉で 承諾させた時、三野村に「渋沢様も所詮お役人様ですな。あれ程商人の力と仰ってても立ってる場所が違う。商人が力を着けても これから先も地面に這いつくばって お役人様の顔色を伺うばかり。徳川の世と変わりませんな」との言葉に かつての代官や上役と同じ事を商人にしてる自分に ハッとさせられる!私も !栄一には三野村の言葉は痛かっただろう。 その後、西郷の訪問で、しみじみ自分の今の居心地の悪さ語る栄一。「おかしろくねぇ」西郷に「おはんも後悔せぬようにな」と言われ、ついに大蔵省を去る決心を! 「官では無く、一人の民なんだ」 良かった!気づけて。
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