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青天を衝けのayakosのレビュー・感想・評価

青天を衝け(2021年製作のドラマ)
3.4
江戸からはじまり昭和で幕を閉じる。まさに大河。
明治新政府が新しい日本をスタートさせる感じはどの作品でもわくわくする。

正直1話で脱落しかけたけれど、この人の人生はこの後絶対面白くなるだろう、と思い完走。

話数が削られたのもあるけれど、故郷の血洗島から倒幕までが丁寧に描かれすぎて、逆に一番期待していた明治以降の躍進がナレーションで済ませたり、ダイジェスト並の速さで飛ばされていて残念だった。
今の日本では当たり前にある様々なものを立ち上げた過程だったり、岩崎弥太郎との対立の話をもっとして欲しかったかも。

あと渋沢の家庭や故郷の仲間の話はあまり興味が沸かなかったし話のテンポが崩れるから早送りしてしまったな…。
女好きで妾もいたし、嫡男や後継ぎ問題以外はそこまで家庭を想うような描写は必要なかったかなと思う。

でも、限られた話数でラストも綺麗にまとめれており、戦国幕末が題材として取り上げられることが多い中、民間企業の視点で明治以降の流れを把握できるのが新鮮だった。
パリ万博で体験した出来事、公共事業や銀行を立ち上げる話もとても面白かった。
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