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左ききのエレンのJINのレビュー・感想・評価

左ききのエレン(2019年製作のドラマ)
3.4
(初回)
冒頭「天才になれなかった全ての人へ」というメッセージから。
圧倒的な天才を前にした時、凡才である己はどうそこから抗えばいいのか?
本物の天才との出逢いというのは刺激にもなれば挫折の要因にもなり得る。
でもそんな出逢いも奇跡なので、ある意味幸せだ。

「つくづく光一とエレンは真逆だよ。光一にエレンのような才能はない。でもな、光一は努力できる。考え、悩み、学ぶ。それが天才になれなかった人間が持ち得る、唯一の武器だ。」
最近、ドラマや映画で般若をよく見かけるようになったなあ。

(最終回)
何者かになろうとしても未だに何者にもなれていないという感覚はいくつになってもある。
天才が停滞しててもその距離はいつまで経っても縮まらない焦燥感。
最後の「憧れではなく共感」というテーマに主人公が凡人代表として決して譲れない意地と気迫を見せたのは良かった。
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