故ラチェットスタンク

このサイテーな世界の終わり シーズン1の故ラチェットスタンクのレビュー・感想・評価

4.5
What?

死んだ雰囲気の主人公、ヒロインによって織りなされる地獄のロードトリップ

演技は結構シュールな感じだけど世界観と作品のトーンにマッチしてるし、キャラの不完全さの描き方だったりが凄く生々しくてリアルなので違和感もなかったです。

若者らしさを捉えた言動が非常に不安定で見てて楽しい。
自分をサイコパスだと思ってた主人公が実際に異常な状況に置かれた時に動揺しちゃうのも面白くて良かったです。
不安定な2人の行動による展開の読みづらさとあっち行ったりこっち行ったりの感じも面白いし、2人のラブロマンスのお間抜け感も好きです。

毎話毎話のクラシックな選曲のセンスも素晴らしかったです。

最終的な着地点も見事だったし、最初から最後まで駆け抜けきってて爽快感も半端なかったです。