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連続殺人鬼カエル男のBenitoのレビュー・感想・評価

連続殺人鬼カエル男(2019年製作のドラマ)
3.3
【 刑法39条の是非を問うドラマ 】

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原作_ 中山七里
脚本_まなべゆきこ
監督_熊澤尚人
出演_工藤阿須加、鶴見辰吾
野波麻帆、嶋田久作他
音楽_安川午朗
主題歌_Qyoto"遥か先のX-DAY"
製作_U-NEXT、カンテレ
放送_2020年1月 - 2月木曜深夜
全8話(30分)
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「セイレーンの懺悔」「夜がどれほど暗くても」と最近WOWOWでドラマ化された作品の原作者でもある中山七里。本作は心神喪失者の責任能力を無しとする刑法39条の是非を問う社会派サスペンス。そして同時にヒューマンドラマだけど描写はかなり残酷な描写多くて映像のやや暗い質感と併せて、観る者には覚悟を求められる感じだった。特に第1話や、後半の公園とか。

劇中のベートーベン'ピアノソナタ第8番 悲愴 第一楽章'を音楽療法で使っているエピソードや、ロケーションが一部富山市(埼玉県飯浦警察署として登場したのは旧黒部市役所黒部庁舎とか)というところは印象的だった。

そして、福岡ソフトバンクホークスの工藤公康監督の愛息工藤阿須加がベビーフェイスであるのに、役柄としては気が短いところを演じていてインパクトあり。野波麻帆の存在感もあったし、何故か第4話には佐藤二朗も登場。
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