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連続殺人鬼カエル男のdaiyuukiのレビュー・感想・評価

連続殺人鬼カエル男(2019年製作のドラマ)
4.3
荒れ果てたマンションの高層階で軒に吊るされた女性の死体が見つかった。
死体が包まれていたシートの内側には「きょう、かえるをつかまえたよ。みのむしにしてみよう」と書かれた犯行声明文らしきものが貼り付けてあったことから、猟奇的な事件として大々的に報道するマスコミ関係者たち。
刑事の古手川(工藤阿須加)と渡瀬(鶴見慎吾)は犯人を追うが、何の手がかりも掴めないままに同一犯よる第2の殺人事件が起きてしまう。
今度は廃車工場の車のトランクから潰れた死体が見つかったのだ。現場から同様のメモが見つかったことで犯人は「カエル男」と呼ばれ、街の住人達を恐怖と混乱の渦に陥れていくのだった。
果たして古手川と渡瀬は「カエル男」の正体を暴き逮捕することができるのか!?
中山七里の同名小説をドラマ化。
工藤阿須加が演じる忌まわしい過去のトラウマを抱えた小手川刑事の葛藤と体当たりのアクション、鶴見慎吾演じる成瀬刑事の頼れる上司感、殺人を犯した過去を持つ当真勝雄を演じる前田航基や小手川刑事を救い事件の謎解きに導く音楽療法士の有働さゆりを演じる野波麻帆の鬼気迫る演技、心身喪失者の責任能力についての刑法39条の是非に迫る骨太なサイコサスペンスドラマ。
「どちらが異常なのか?」
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