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宇宙戦争のhideharuのレビュー・感想・評価

宇宙戦争(2019年製作のドラマ)
2.5
2021.08.22 CS放送された物を録画して鑑賞。

ルパートグレーブスもオッさんになったなぁ。もう20年くらい前のことですが彼がWestendの舞台に出演していた時に劇場の裏口から出てくるところを何度か見かけて、その度に目が合った。日本人が珍しいなんてことはないと思うけど。
懐かしい思い出。

BBC製作のSF古典のテレビドラマ。全4話、合計約3時間のミニシリーズ。
流石にドラマやドキュメンタリーに力を入れているBBCではありますがハリウッド程の予算は無いのでちょっと安っぽいです。でも果たして日本で同じようなドラマが作れるかって言ったら到底無理でしょう。

自分はこれまでにパル版とスピルバーグ版しか見ていませんがどちらも映画製作当時が舞台として映像化されているのに対して本作は小説発表当時1914年くらいが舞台で少し目新しい感じ。
時代物の衣装を着た人々が古い町並みをトライポッドから逃げ回るとか凄い違和感がある。
当然、人間側の武器なんて大したものがなく大砲くらいでしか反撃出来ない。そういった点でアクションシーンは自然と地味になってしまってる。
でも人間発火とか巨大なトライポッドに3本足の火星人などCGは頑張っています。火星人のデザインは嫌いではないけどモンスター然としていて知性が余り感じられないのが残念。地球よりも遥かに発達したテクノロジーの世界から来たとは思えない。

原作は読んだことがないけど確かそんなに長い話ではなかったと聞いています。
それを3時間のドラマにしているので多分色々と脚色して付け足しているのではないかと思います。例えば今まで描かれたことのなかった火星人に勝利した後の事も語られています。
事後の話も興味深いと言えば興味深いですがそれほど面白いものではなかったです。

アメリカで作られてるSFドラマからは見劣りはするものの全然見れる範疇のものでした。
多くの方が書いているほど退屈ではなかったですね。
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