デイ

モダン・ラブ ~今日もNYの街角で~のデイのレビュー・感想・評価

4.7
ニューヨーク版「ラブアクチュアリー」って言う感じかな?
「ラブアクチュアリー」が好きな人は好きな作品だと思います!!

ニューヨークタイムズ誌のコラムを
「Once ダブリンの街角で」
「はじまりのうた」
「シングストリート 未来へのうた」
等のジョンカーニー監督が監督脚本を手掛けたオムニバスドラマ。
キャストも豪華☆

ジョンカーニー監督だけあって、音楽が素晴らしいし
オープニングの映像も曲も素敵で
エピソードごとの音楽のチョイスも良くて
何よりもニューヨークが素敵過ぎました!!

とにかく
ジョンカーニー監督は裏切らない!!(?)

「〜今日もNYの街角で」
という副題は
「Once ダブリンの街角で」
から付けられたのでしょうね😊☆

凄く泣ける話では無いけれど、胸がジーンと来てじんわり涙😢のお話たち。

私はオムニバス作品の中でも、登場人物が交錯している話が大大大好き!!

私が特に好きなのは
エピソード1
エピソード5
エピソード7
そして群を抜いて
エピソード8です😭。
このエピソードは号泣しました!!

日本語の
「恋」と「愛」は
英語では、どちらも"LOVE"だけれど
この作品は色んな「恋」と「愛」が詰まっていました。

エピソード1の
アパートのドアマンのグズミンが若い居住者であるマギーをひたすら父親のように見つめる"愛"
(私はマギーとグズミンが結ばれたら良いな…と思ったけれど、そういうものでは無いのね…。)

エピソード2の
若い頃に"恋"をして、すれ違いで会えなくなり、お互いに結婚して家庭を持って…それでも、忘れられない"恋"

エピソード3は
アンハサウェイ ファンのかたは好きなんじゃないでしょうかね?
ミュージカル調で作りも凝ってて、明るいイメージとは裏腹な悲しいお話。
病気のせいで上手くいかなくて、今度こそ!と思ってもやっぱりダメで、色々共感する部分も大きかったです😢
職場の女性が理解してくれて良かったです。
アンの歌声もっと聴きたかったな。

エピソード4は
夫婦の話なのだけれど
鈍感で気が利かない夫にイライラする妻…。
なのだけれど、
そんな夫のほうが良いと思うなー。
だって、"こと細かに"あーだこーだとガミガミガミガミ…始終言ってくる夫のほうが耐えられなく無いかしら?
"言わなくても気づいてよ!"って思う気持ちは分かるけれど、でも、そこは言葉に出そうよ?
とか思ったり…。

エピソード5は
自分に自信が無い男性と
自分に自信があってポジティブなモデルのような見た目の女性
との家での初デートのあれこれ。
病院のシーンが大好きでした☆
二人の出会いはエピソード8のラストで分かるようになっています。

エピソード7は
アンドリュースコット演じるトビンとアンディのゲイカップル。
子供が欲しいと、養子縁組を望みますが…。
に出て来るオリヴィアクックが可愛いのなんの!!
(「ぼくとアールと彼女のサヨナラ」等…)
ラブラドールとチワワの話笑っちゃったなー☺️。

そして
エピソード8なんてね…もう泣いちゃうしか無いですよ😭。
お互いの伴侶(妻・夫)を失い70歳近くで出会った"恋"
お互いの伴侶との長い道のりと"死による"別れは描いて無かったけれど
こんな歳になって、落ちた"恋"だからこそ、別れが切なくて…😭。
ケンジさんが本当に素敵な人でした☆!

そして、NYの街に突然降り出した夕立の雨。
エピソード1からエピソード8までの登場人物が交錯する。
エピソードで描かれて無かったヒントやその後が描かれていたり…

グズミンがマギーに差し出した傘にまた泣けました😭。

ちと、エピソード6が嫌なモヤモヤが残って
このエピソードはジョンカーニー監督脚本では無いのですけれどもね…。
オムニバスだから、好きでは無いエピソードも出て来ますよね…。
それは致し方ない…。

出産シーンが2回…
生まれて来る命もあり
そして、終わってしまった命もありました😢。


シーズン2も作られるそうなので…ですよね?
楽しみです!!

秋の夜長に一冊の短編小説を読み終えた気分になりました☆
(映画のレビューでもそんな事書いたかも😅💦

おススメです!!☆



リバーサイドの公園でジョギングしたいなー。





マイナスは
エピソード6のモヤモヤ感で…(本当は★5つにしたい)
デイ

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