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フォー・オール・マンカインドのmendeのレビュー・感想・評価

4.1
Apple TV+が激しく推してくるので事前情報ほぼなしで見てみた。
なんと、ソ連が!先に!月面着陸!するという世界。
ありえたかもしれない非現実世界の話。面白い。
60年から70年代の再現も綿密だし、現実との差を見る楽しさもあるし、人間ドラマとしても見応えがある。

2度目のソ連の月面着陸には女性宇宙飛行士がいたことから、アメリカも急に女性飛行士を育成。おかげで現実世界より女性進出が早く起こる。
いっぽうLGBTQ差別はそのまま。

主人公格の宇宙飛行士エド(ヨエル・キナマン)は、優秀なのだがわかりやすい家父長制的思考がある。辛い状況に追い込まれるが、そういう性格がより時代を悪化させてるような印象がある。
同僚の黒人女性宇宙飛行士ダニエルの行動が英雄的だった。

最後、アジア系(中国系)として初めて選ばれる宇宙飛行士がいるのだけど、扱いが薄すぎる気がする。
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