Yellowman

2034 今そこにある未来のYellowmanのレビュー・感想・評価

2034 今そこにある未来(2019年製作のドラマ)
4.5
久々に骨太なドラマシリーズを観ました。

2019年から2034年までの15年間の社会情勢をブラックユーモアたっぷりに風刺した
イギリスの家族ドラマ。この先どうなるのかという不安を、ある一般的な家族に投影し、彼らの周りで起こる金融破綻や異常気象、伝染病の猛威、世界中の政情不安とそれに伴う難民の問題などで変わりゆく世界がいかに普通の人々の生活を変えていくかをリアリティたっぷりに描き、世界に警鐘を鳴らしている。欧米では“2019年最高傑作の1つ”と賞賛され、中国では放送禁止になった事でも話題になった問題作!エマ・トンプソンが過激な発言を繰り返すトランプ前大統領を思わせる政治家を演じてるのも、見所。
(スターチャンネルEXより、引用)

しかし、このドラマは、まさに今、我々が直面している問題だらけだ。ロシアとウクライナの関係や、金融機関の破錠、AIによって、
省かれる職種の人達。仕事のリモートワーク化。2034年までの間に誕生したとされる、ガジェットも自動運転の車や、インスタグラムの顔フィルター機能のように表情をホログラムで表せるマスク、手にチップを埋め込み、自分の手が携帯電話になったりと、どこまで実現出来て、実際、その時に
そういったモノに需要があるのか、甚だ、疑問だが。とにかく、この先の10年で、ますます、我々の価値観や、倫理観も変化して行くのだろう。だが、人間の本質や真価は、誰にも奪えやしない。
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