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福寿草のwhochanmisakiのレビュー・感想・評価

福寿草(2012年製作のドラマ)
5.0
全108話。9月3日アマプラで視聴開始。夢中になって見ている途中です。
嫉妬に狂った自己中ユラの恐怖にこっちが安眠できなくなりました。チョ祖母が亡くなった身内に性格も見た目もそっくりなのも恐怖。
主人公イ・ユリはなんて鈍くて頭わるくて無警戒なの? 可哀そうよりもイライライジイジ、見ているほうが苦しくて地獄です。
こんなに中毒になったドラマは久しぶり。日本の「牡丹と薔薇」を見ていたときみたい。
早く復讐パートになってほしい。

23話くらいからやっと心のバランスを保ちながら見られるようになり、26話の面会に来たユラとの場面からポジティブにのめり込めそう。
33話まで来ましたが、ユラの狂気がだんだんギャグになってきて、シリアスなユンジェとの対比で声出して笑えるようになりました。ユラすごい美人さんなことに今頃気づいた。
ヨナの無念を晴らす一念のギョンスクお母さんエラい。

43話まで来ました。どんどん狂ってゆくユラ。娘かわいさに「法と良心」を忘れ体裁・保身ばかりの判事(苦悩してる姿あまり胸を打たれない)や祖母。ガンウクがどんどん良い人になって、もうヨナよ、彼に移れよ。産業スパイ事件を暴く回でじゅうぶん熱くなれる。轢き逃げ事件や病室での死亡の真相にどう迫るのか楽しみです。あっ、ネタバレはまずいか。
周りの人たちもきちんと描かれているから、ぐいぐい引き込まれます。
スエ可愛い。まだ半分も来ていないとは。

55話に到達。さらに狂ったチェ・ユラ(すべて人のせいにして平気で嘘をついて人を陥れる)に夢中。牡丹と薔薇などでの怪演小沢真珠を凌ぐ。
ヨナとユラのTVショッピング番組での対決のあと、ミンジャが「ヨナが立て板に水ならユラは横板に餅だわ」、深夜ひとり見ていて大声で笑っちゃいました。
59話、神回\(^o^)/!! 61話から随所に出てくるスエとテイルのやりとりがなぜか泣ける、幸せな気持ちに。
68話も神回。後半に入ってからたくさん泣ける、悔しい涙、心地よい涙。70話で母ギョンスクまたユラにやられるが、ギョンスクは不死身。というかチェ・ユラ恐怖を超えておもろすぎ。一緒に見ている猫たちと夜中にまた大声で笑ってしまいました。

74話あたりからヨナの本格的な復讐始まる。見ている側もユラがちっとも怖くなくなり、うろたえぶりを楽しめます。ジュリアの存在も心強い。ここからは毎回が神回。

83話に到達。テイルとジュリアが故ユニを偲ぶ場面に滂沱の涙。毎回、泣ける場面と爆笑場面とあって、このドラマの虜。ヨナ、ジュリア、チェ・ユラ、ガンウク、他の皆んな、先へ進むのが名残惜しくて将棋ウォーズで気分転換、少しでも長くこの世界に浸っているところ。

93話は特に神回だった。チェ・ユラの女優さん(ユン・アジョンっていうのか)名演。ドラマの前半とは対照的な後半入ってからの慌て取り乱しおびえる演技はぞくぞくと興奮させられる。特に目の表現力がすごいし、スタイルも好いし。パク刑事も初めは怖くて嫌なヤツだったがボコボコにされて愛すべきキャラに見えてきた。
ガンウクがどんどん可哀そうになってる。
ああ、終わりが近づくのが惜しい。

97話あたりから名場面のツギハギというか、つながりがわるい(チグハグなところあり)というかギクシャクして編集が雑になったところが残念。
99話で隠しカメラ映像で自らの罪が暴かれているのを見せられたチェ・ユラ「誰かのしわざよ!顔も声も合成しているんだわ」(爆笑)

毎回のエンディング曲もハマる。「フェーム」(ちなみにこの映画の監督アラン・パーカーはわたしの青春の思い出「小さな恋のメロディ」の脚本家)の曲に似てて、高揚したまま次話を見てしまう、結果、睡眠不足。

100話、再び復活したギョンスクがユラの祖母よりも貫禄(^O^)v ヨナの後ろ姿を見送るガンウクに涙が止まらない。
101話、チェ・ユラというかユン・アジョンさんほんとすごいわ、テヤンのことがユンジェにバレたあと過食症になって食いまくるとこ爆笑。
103話から怒涛の展開。104話、逃亡するユラとテヤンのシーン、「オンマ」と呼ばれて涙するユラを見ても、おまえが泣くか〜。ところで、テヤンがヨナとユンジェの子に見えないのがタマにキズ。ユラの子みたいなずる賢い表情見せるときあり。テヤンを助けに炎の中に飛び込むガンウクに号泣。(後から火の中に入ったユンジェの髪は焼け縮れさせてほしかった)  それでも逃亡を続けるチェ・ユラ。
105話、濃厚感動回。ガンウク、ヨナにゾルバだと知ってもらえて逝く。涙が止まらない、ここまででいちばん泣いた。それでも逃げているチェ・ユラ、出た〜「絶対わたしのせいじゃないわ」  散骨のときのミンジャに、さっき涙を洗ったとこなのにまた泣いた。ガンウクを偲ぶジュリアの姿にも涙。ゾルバの最後のハガキにまた大泣き、心が洗われた。パク元刑事は最後まで笑かしてくれるし、それでも逃亡を続けているチェ・ユラ。

9月10日夜、108話最終回見終えた。感動作をありがとう。
他の方も書かれているように、事件から服役までの理不尽で見るのが辛い回を耐えれば、あとは心置きなく楽しめることでしょう。
エンドロールの出演者・制作の人たちの集合写真(ガンウクさん好い顔)で心地よい余韻に浸りつつ。
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