地味ながらに名作。韓ドラ時代劇ではこれが自分にとって初の男装ヒロインもだったせいか、その後の男装ヒロインものかがおしなべて陳腐化して見えてしまうほど。
美術というひとつの道を人生かけて突き詰める、それも至極真面目な内容で攻めるのが好感だったが、出てくる美術作品群には溜息出まくり。更には師弟関係もパクシニャンとムングニョンという卓越した役者二人の演技が息を飲むほど素晴らしいので、見ごたえがとんでもなかった。
あのチャンテユの演出か。最近の時代は…でしたが。
この頃の時代劇ではお約束の、バッドエンドで終えなければ名作ではない…みたいな硬直化した思い込みは大いに問題だし、かなりな不満が残ってしまった。最後の最後、ここだけ違ったら…なんだよなあ。