広告代理店に勤める青年吉岡が大学時代の恵子先輩にコの字型酒場を教えてもらうことで人生を楽しむグルメドキュメンタリードラマ。
原作は加藤ジャンプ氏、土山しげる先生作画の漫画作品のドラマ化にあたります。原作が漫画という点では『孤独のグルメ』に近しいですが比較すると
①主人公は男女２人で先輩から教わった店を探訪、合流して飲んだり別れた後に1人飲みしたりとバリエーション多し②コの字型なので店主とも他の客とも交流、他店で会うこともある③本物の店主が出演することあり④後輩山田と恵子の妹も参戦することあり④吉岡と恵子先輩（彼氏持ち）との恋愛的要素
といったところでしょう。
『絶メシロード』や『セント酒』だと職場の人間関係がギスギスしているというか後輩がただの嫌な奴でしたが今作はそういった後輩一緒にコの字で飲むことで関係が変わっていくのは他作品よりも好印象。②の他の客との交流もコの字型ならではで無理なく酒場の情報だけでなく人間ドラマが提示されているので複層的にドラマが楽しめる仕様でした。
吉岡演じる浅香航大氏の爽やかさと恵子先輩演じる中村ゆり氏のサッパリしているけど女子感もある演技力で恋愛ドラマとしても先が気になるという点も見逃せません。
番組最後の解説は原作加藤ジャンプ氏のコラム読み上げということで原作ファンにも気を使っていることから制作スタッフの誠意を感じました。
