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病室で念仏を唱えないでくださいのakのレビュー・感想・評価

3.9

原作未読。設定が気になったので観ました。
主人公の松本先生が、医師でもあり僧侶でもある、という斬新な医療ドラマでしたが、全体的にバランスがとても良い作品だと思いました。救えない命の描写が予想外に多く、生かせた命と生かせなかった命の対比や、そこに仏教の教えなども入ってきて、説教くさいと思いつつもやっぱり奥が深かったりもして、観ていて思わず「へぇ~」と思いながら観てました。

松本先生を演じていた伊藤さんがコミカルで少年のようで、かと思えば凛とした表情もして、そのギャップが良かったのと、僧侶なのにきちんと煩悩まみれで、医師で僧侶でもやっぱり「人」なんだな、と思うと微笑ましかったです。救急のメンバーたちも個性派だけど、どこかまとまりがあるチームで、段々とチームの結束力が上がっていくのが楽しかったです。
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