大手銀行の審査部と企画部の内部抗争、融資を企画中の大手スーパーで起きた連続爆破事件。
ここから融資予約による貸し渋り、倒産自殺そして恨み。
金と恨みという人間らしいと言えば人間らしい物語。
織田裕二は損保のCMばりに真っ直ぐなキャラでその部下同じように真っ直ぐ。
悪徳刑事や代議士なども絡んでドロドロの展開になるが彼らの真っ直ぐさは心地良かった。
「あなたのこと見損ないました。」と上司に言い放つ真っ直ぐさは嫌いじゃない。
鶴田真由と変なことにならなかったのもよかった。こういう設定でそんな仲になるケースが多いので。
ラストの取調室の石橋凌と板尾の会話はミュージシャンと芸人の域を超えていた。