ドラえもんのび太の地球交響楽

アリエスの乙女たちのドラえもんのび太の地球交響楽のレビュー・感想・評価

アリエスの乙女たち(1987年製作のドラマ)
3.6
【初回】
フジテレビ系
本放送 1987/4/8〜9/23

【最新】2020/9/14
ホームドラマチャンネル
最終話:2020/7/19放送分

柏原芳恵ちゃんの主題歌、アリエスぅ~(アリエス!アリエス!)が印象深い80年代ドラマ。

必要以上に水穂薫(南野陽子さん)が小悪魔で、津川敬子(相楽晴子さん)がクズなので、彼女らが親友だったスケバン刑事Ⅱを観ていた者としてはかなり複雑な気持ちになる。

大映テレビシリーズのこの作品より前の『花嫁衣装は誰が着る』と同じような場面も結構あるし、一時並行して見た時は少し混乱してしまった。

今見るとかなり愛が重い...最後の方は重圧に押しつぶされそうになる。危険。
でも当時は真剣に観てたんだろうね...今でこそ、ありえない場面も多すぎるから、アリエヌの乙女たちなんて下らない事言いながら見たりしてたけど。

水穂薫と久保恵美子(佐倉しおりさん)のレズ的な怪しい関係が、当時の大映テレビでは新しかったけど、すぐに何事も無かったかのように終わって、いつものドラマと変わらない展開になってしまったのが残念だった。

結城司(松村雄基さん)の不良っぷりや
彼の姉、結城小百合(大場久美子さん)と不倫関係の磯崎淳一郎(中尾彬さん)の狂気に満ちたギョロっとした目。

土井弓子(松本明子さん)も脇役ながらいいキャラ。
宮崎守 (唐沢潔 →現 唐沢寿明さん)なんてレアキャラも。この辺はみんな後半、ごっそり消えてしまう。

大人たち...薫の母、水穂マキ(野川由美子さん)、
恵美子の両親、久保小夜子(梶芽衣子さん)久保哲也 (若林豪さん)、流石の貫禄。

大下直樹(宅麻伸さん)は危ない先生。

前半は面白かったけど、終盤は主役の
薫と司、恵美子と磯崎高志(石橋保さん)の2組のカップルが紆余曲折を繰り返す、話数稼ぎだけの様な印象が残ってしまった。

でも結局はナンノが可愛いのでまた観れて良かった‼︎