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24 -TWENTY FOUR- シーズン1のcamusonのレビュー・感想・評価

24 -TWENTY FOUR- シーズン1(2001年製作のドラマ)
4.5
正体不明のテロ組織vs政府テロ対策組織(CTU)なサスペンスアクションで、
予想を裏切る裏切りがこれでもかと畳みかけてきて、
ジャック・バウアーが現れるところ、必ず人が殺されます。
(視聴者としては、ジャック・バウアーが自分の周囲にいないこと、
近所に越してこないことを祈るしかありません)

ただし、視聴者の裏をかく驚きの展開だけでなく、そこに家族ドラマを絡めたことで、
厚み、深みのある面白い作品になっていると思います。

主人公ジャック・バウアーはCTUの一員なのですが、
まあぁ~、敵の多い人で、テロ組織だけでなく、
CTU内部にアンチがいて邪魔してきたり、
CTU内部にスパイが入り込んで邪魔していたり、
味方のはずの奥さんが何となく邪魔な感じがしたり、
そんな状況下で決してへこたれることなく、
立ち向かっていくジャック・バウアーに痺れて憧れます。

黒人初の大統領候補者デヴィッド・パーマーがテロの標的なのですが、
大統領候補生命が危ぶまれるスキャンダルに巻き込まれ、
大統領を取るか、家族を取るか葛藤し、
内面も黒い奥さんに足を引っ張られながらもへこたれない、
そんなデヴィッド・パーマーにやはり痺れて憧れます。


日本のドラマと違って、演技が下手な人がいないんですよね。
あちらは普段の生活から、表現がストレートで、オーバーアクション気味なので、
特別に「けれん」を付加しなくても演技が成り立つからなのでしょうかね。
素人を起用しないというのが大前提でしょうが。

特に、大統領候補夫妻や、トニー・アルメイダがいい味出してるなと思います。
デニス・ホッパーはこの手の役どころでは文句の付けようがないですね。

このドラマを素材にして英語の勉強をしてみようかなと思ったのですが、
全般的に緊迫した空気の中での早口が多いので聞き取りづらく、
ジャック・バウアーはとりわけ滑舌が悪いので辛く、
とりあえず、あきらめました。
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