Train

24 -TWENTY FOUR- シーズン1のTrainのレビュー・感想・評価

24 -TWENTY FOUR- シーズン1(2001年製作のドラマ)
4.0
またまた伝説的ドラマを見る。ジャック・バウアーって言ったら小山力也なんで勿論吹替鑑賞。

ホントは今見るつもりはなかったがアマプラでの配信終了するらしく攻めてシーズン1だけでもどんなものか知っておきたくギリギリで駆け込んだ。アマプラは一ヶ月前くらいに配信終了の通知を出すべき。あと、続きはNetflixで配信を!(多分U-NEXTだろうけど)

よくある感じの設定とストーリーではある。だが先が全く読めない。最初こそ可もなく不可もないアクション映画の湯加減ではあるものの、話が進む度ヒッチコックもビックリなくらいサスペンスの度合いが上がっていき、最終的には沼にハマるほど面白くなってくる。ここまで緊張感出してくるドラマに出会ったのも久々で配信終了が無ければまた映画を放ったらかしてこのまま9シーズン見てしまっていたと思う。

しかし、24時間を24話でやるってそれほど画期的なんだろうかという疑問が湧く。そりゃ24話律儀にやっていくのは珍しいのかもしれんが地続きで物語を進めていくって原作ありきのアニメではよくあることなので個人的には特に凄く良いとは思えない。デジタル時計の表示を付けただけなんじゃ...

リアルタイムで進行するという設定上フラッシュバックや回想を使うことが一度もできない。それがメリットに繋がること(監視カメラの録画映像で後からネタばらしとか)もあれば、デメリットに働く場合もあり、このドラマの場合キャラクターの内面を伝える手段が少なくなっていた。キャラクター設定もステレオタイプなので、バックボーンが薄い。ジャック・バウアーのキャラクターは典型的なアクション映画の主人公そのもので連続して見なければならないドラマのキャラクターとしては物足りない。(小山力也の声で幾らかマシに見えるが)

正義の最大の敵は武装したテロリストや利己的な組織ではなく悪女達の思惑という展開には大いに笑った。(しかし、そこが面白さの肝なのは分かりつつも、大統領候補の妻の言動には流石にイライラしたが)

日本版は一話だけ見たがやはり何とも言えない出来だった。高水準の脚本とそれに見合うだけの予算と技術など改善点は色々あると思うが、まずできる事と言えばシネマ用のカメラに変えることとハンドヘルド(手ブレ)で撮ることだろう。
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