SaenkiedeJong

私という運命についてのSaenkiedeJongのレビュー・感想・評価

私という運命について(2014年製作のドラマ)
5.0
現代のドラマのように派手に誇張した演出もなく音楽も程々に控えめで、淡々と進んでいくストーリーは妙にリアルさを感じ、ドラマを見ているのを忘れるような、1人の女性の人生を覗いている、追っているような感覚でした。1話目からとても濃い内容でまるで2時間ほどの映画を観ているような感覚に陥りました。1話目にして涙腺が緩みまくり。胸が苦しく、心の奥底からきゅーって切なくなりました。沢山の出来事が起こるけどそれでも淡々と前へ進んでいかなければいけない、それが人生。そのリアルが自分の人生と重ねてしまうからなのかなぁ。江口洋介はやっぱりカッコよくて、永作博美はすっごく可愛いくて...!最後の台詞もとても良かったです。永作博美がこの作品を創ってる!といっても過言ではない程、演技や表情が素晴らしかったです。最後のは思わず大泣きしてしまいました。10年という年月を凄く上手く撮影されてて、映像の質感も素敵でした。そこが物語に入り込めたポイントの1つでもありました!私が亜紀だったら、こんなに沢山の出来事が起きても前を向いて生きていけるのか、、と悲しくなりました。それでも自分の選択が自分の運命を作っている、その選択は間違っていなかった、そう笑う亜紀がかっこよく清々しく見えました。ほんと一生忘れる事のできない記憶に残るドラマと出会えました。
SaenkiedeJong

SaenkiedeJong