たき

10の秘密のたきのレビュー・感想・評価

10の秘密(2020年製作のドラマ)
3.5
「10の秘密」を観る。

深刻な山田杏奈分の枯渇解消のために「HOMESTAY」を観たはいいものの、中途半端に摂取したことによってさらなる渇望を余儀なくされたので観ました。

またどうせちょい役やろなあとおもてたら結構主要キャラたちのモチベの中心にいたりして、またまた難しい役どころを熱演されてました。JC役でした。

結構泣いたりしてしまったのですが、軒並み評価低いのですね。ざんねん。
まあもう山田杏奈が制服姿で帰り道ともだちにバイバイゆうてるだけで俺はもう大満足なんですが。←もうちょいハードル上げろや。

ただでさえ他人はどこまでいっても他人なのに、ひとは恒常的に嘘をつく。
親しければ親しいほど、そこには相手を傷つけたくないやさしい嘘もあいまって、本当の気持ちがわからなくなる。
嘘をつくこと自体は、ぜんぶがぜんぶ悪いことではないと思うのですけれど、それもあくまで、墓場まで持っていけるのであれば。
だからひとは、自分には決して嘘をついてはいけない。
自分自身をだまし通せるわけがないのですから。

その最たるものが由貴子と瞳の別れのシーン。
素直になれてよかった。
本当のことを知れてよかった。
シラフだというのにもう、声がですね、変な声が出るのです。←病院へいけ。

仲間由紀恵、すさまじかったですな。とてもちょっと前まで一瞬でミイラにされちゃうようなチョイ役やってたとは思えませんね。←誰も知らないからな。
真実の愛の物語の歌とかうたってたのになあ。←誰も知らないっつの。

向井理がもうイケメンすぎて吐きそう。
物語上、なんでことごとく悪手ばっか打つかなあって役どころなので、本作での評判は悪そう。
終盤は盛り返しましたが、ラストのあの選択はどうなんでしょうか。
由貴子もなりたい自分というてるわけやし、これからでも遅くなかったんやなかろうか。あるいはもう、すでに過去形になってしまってたか、ふたりにとって。

圧巻だったのはやはり山田杏奈。←まだ書くの。
なんだろうなこの娘はもう。誘拐されたり嘘つかれたりプレッシャーに押しつぶされたり母親にドントビー言われたり。ふてくされて泣きかけて、必死でがまんするんだけど結局がまんしきれなくてへの字口で泣きながら怒り出すJC演らせたら彼女の右に出るものはいませんな。←えらいピンポイントですが。
あと声ですね。基本デフォルトが泣き声じゃないですか。表情と相まってもう、出てくるだけでもらい泣き。一青窈も真っ青。今度またぜひ歌をうたっていただきたいです。「城とドラゴン」シングルカットしてください。
たき

たき