YUN

美しき日々のYUNのレビュー・感想・評価

美しき日々(2001年製作のドラマ)
4.3
独りで傷ついてみんな泣き通し。
必死に生きて泣いて愛して、もどかしい。熱量がすごくて圧倒されてしまう。

ドア越しに涙をふく演出、すごい。
エレベーターが降りないのに気づいて、開けたら。
ミンチョルの視線がとにかくぐっとくる。
2人が恋人同士になるまでの紆余曲折に、近づいたり突き放したり、ミンチョルに振り回されまくる私。

ソンジェの出生やZEROの秘密が明らかになり、ミンチョルとソンジェが完全に敵対していく14話くらいから観るのがしんどくなっていく。ヨンスがいつまでもソンジェに優しいから、無駄にミンチョルを傷つけたりする。

始めと最後以外のセナはさすがにヨンスへの態度が酷く、もうちょい姉を慕う様子を見せてほしい。 

友だちのあんなやっかいな妹に関わってくれるなんて、ナレってなんて優しい子なのか。
ナレの励ましと明るさに、打ちのめされても生きる希望が湧いてくる、17話、21話。
ナレが映ると泣けてくる。

ヨンスのためならセナを愛することだってできるんだって、ソンジェ…..

結婚式の2人が美しい。
ミンチョルの顔つきがここから違う。
 

気になりすぎたところ
・OST『約束』の詞が心情を表しすぎていて切ない。冒頭フレーズが『I love you』と重なって聞こえる。
・手招きの仕方….!
・初めてのアルバイトお給料、プレゼントのトランクス.....センス。。
・楽器売場で突然の弾き歌い。
・“話なんてない、ただそばにいてほしい”の後どんな顔して部屋に戻ったー?!テニスに切り替わる前に教えて〜〜
・倉庫にあるパッキン「クジャクのマーク、愛知県春日井市」

2000年台作品って、今では使い込まれすぎた展開ばかり、回収されてない事ばかりやし、感動というより胸が張り裂けるし辛くて睡眠削る覚悟が必要なのに、観てしまうんです。
題名からも最終話までも、悲しい結末を想像していたけれど、ハッピーエンドで良かったです。


“あの人は心に靴を履いている。私の心に入ってくる時も靴を履いたまま。足跡が大きく残りそうで怖い。”
YUN

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