バッシー

七瀬ふたたびのバッシーのレビュー・感想・評価

七瀬ふたたび(1979年製作のドラマ)
3.9
NHKの少年ドラマシリーズ。他の学園ものに比べるとハードな内容。

まだ小学生だった夏休み中に最終回だけチラ見したのを何故か憶えている。
その後、筒井康隆の原作を読んだり何度か映像化された経緯で記憶が結びついたのだと思う。

多少のアレンジは良いとして、今観るとチープさや粗さ、間延び感は否めない。
でも、麗しき多岐川裕美とこのドラマを観る事が出来ただけでも満足。

日陰者の超能力者達の逃亡と戦い。付いて回る緊迫感と寂寥感、切なく儚い世界観が魅力。

七瀬と少年(テレパス)、七瀬を崇拝する黒人(サイコキネシス)、青年(予知能力)、少女(タイムトラベラー)、このキャラ編成が良いんだ。

タイトル(三部作の二作目)の字面と響きの良さも好き。