フィリップ・K・ディックのエレクトリック・ドリームズの6の情報・感想・評価

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都会に住む人々はテロの脅威に怯え、多くの人が全てのデータを記録するデックスという追跡装置を身につけていた。田舎から母と引っ越してきたフォスターは、活動家？でデックス反対派の母に黙って装置を手に入れる。するとカスタマーセンターの男が常に話しかけてくるようになって… 若くて田舎から出てきたばかりで人の言葉を信じやすいフォスターに超ハラハラする。ほんとしっかりしてくれ〜😭 安全安全と言いながら学校は全く平和じゃないし。 ストレス度が高くてかなり後味の悪い話だった。信頼する人を間違えてはならない。 最近読んだ「ハーモニー」という小説でも描かれていたけど、安全のためとはいえ全てを管理されるのは支配されているのと一緒なんじゃないかしら。 ああ胸糞🤮 安全と安心は違う。安全と真実は違う。

ネットワークで管理された社会から自由解放を目指す母、そして今作のヒロインである娘。母とマジョリティへの憧れの間で葛藤する娘が結局管理社会に取り込まれていく様は現代社会の将来に対する写し鏡のように思えた。