映録助

ザ・ラウデスト・ボイス―アメリカを分断した男―の映録助のネタバレレビュー・内容・結末

2.8

このレビューはネタバレを含みます

ネタバレになるのかどうかというと微妙なところを書くので、気になる人は続きを読まない方がいいのかもしれません。
後半の文章を書いてしまったのでネタバレにしました。

寸止めドラマですね。
はっきり結論というかオチを言わないドラマです。
はっきり言いすぎるドラマに慣れてしまうと物足りないかもしれないけれど、本当はこっちの方が見ている人たちに考えてもらう余地を残している分いいようにも思う。

邦題が気に入らない。WOWOWがそもそも左かかった反トランプが多いからだと思うけれど、副題に「アメリカを分断した男」とある。
本当の意味で分断させたのは誰なのか、ということだ。
当たり前だけれど、トランプとオバマならトランプの方が断じてまともな政治家であることは今でははっきりしている。ただ、いろんな思惑で既得権益で生きている巨大企業をはじめとする利権団体、投資家たちにとってトランプはどうしても潰したい。
ロジャーの行いは悪いことなのか、そこをよく考える必要がある。セクハラという切り口でそれまでの善行までも悪行に変えてしまおうとする世の中はどうしたものかと考えてしまう。
ハラスメントを肯定する気はさらさらないが、精力的は人物はその有り余るパワーを持て余すくらいパワフルなのだと思う。
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