シは幸せのシ

ストーブリーグのシは幸せのシのレビュー・感想・評価

ストーブリーグ(2019年製作のドラマ)
5.0
野球球団の裏方の人たちが、オフシーズンにどんな事をしているのか、を軸にしたドラマ。
ナムグン・ミンはもちろんだけど、オ・ジョンセさんも良い俳優さんだなーと思いながら入り込んで観てました。

余談ですが、子供に「将来なりたい職業」を聞き取って、ランキングにするやつ、あれに疑問を持っています。
野球選手って書いても、選手生命は人それぞれだけど短いと5年くらいだし、その後の人生の方がずっと長い。
野球も、野球選手だけで成立するものでなく、それに関わる職業はたくさんある。
個人的には、なりたい職業ではなく、関わりたい業界、もしくは自分が本当にしたいこと(物を作ることとか、人と話す事とか)を聞いた方が、良い気がしています。
そしたら、卒業文集に書いた夢が破れた、みたいな見方も無くなるし、なりたい職業に就いてからが人生の本番なのだから。

話をドラマに戻します。
ナムグン・ミン演じるペクスンスは、野球に関しては素人ながら、GMとしてハンドボールや韓国相撲など就任したチームを優勝させてきた優勝請負人。
しかし、弱小球団のオーナーがGMに選任したのは、彼が就いたチームは優勝後廃部になった過去を知っているから=スポンサーを辞めたいが、下手して不買活動を起される事も避けたいから。

それぞれの立場からの思惑の交差も魅力的で、野球のことを知らなくても面白いドラマだったので、ぜひ観てほしいです。
人にはそれぞれ役割があって、足りないところはお互い補えあえばいい、という事を表現した、いいドラマでしたー!
印象に残ったシーンはネタバレ扱いでコメント欄に書きます~
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