このレビューはネタバレを含みます
基本的に青春中毒症なので、この手の作品にはどうしても甘いのです。
まあ、こういうあり得ない話なので、細部の気になるところをあげつらっても、楽しくないだけなんで。
美男美女の青春物語なんて、何やねん!って不貞腐れたくなる気持ちもあるが、自分の青春時代が暗黒だったので。
でもだからこそのああいう煌めきへの憧れがこういう作品に惹かれる原点なのでしょう。
死んでしまった少年が、桜の元に一時的に戻ってきて、やがて消えてはしまうが、その限られた間に関わっていた皆のいろんなものを再生していくって、自分的にはすごく好きでしたね。
何より飯豊さんがすごくかわいい。そしてあの主人公の人もとても実直。
こういう物語の雛形としては白線流しがありますが、やはり形を変えて、設定を変えても、こういう時期のこういう設定だからこそ描ける瑞々しさってのはあるよなーと。
個人的には安っぽくなっても良いから、アバターみたいにこの世界にホントに戻ってきてくれ❗️と思っていたが、流石にそうはならなかったな。
それにしても怪物もそうだったけど、諏訪湖周辺の風景ってホントドラマとか映画で撮ると絵になるよなー…。
ゆかりがあるだけになんかうらやましい。