上海十月

岸辺のアルバムの上海十月のレビュー・感想・評価

岸辺のアルバム(1977年製作のドラマ)
4.0
家庭崩壊劇を山田太一がやると生々しい。ふと漏らす言葉で全てを表現する山田太一脚本。師匠木下恵介の「日本の悲劇」を思い出す。国広富之が子供っぽいと言うか家の中に波紋を投げかける。少しウザい。世界日報の看板が渋谷の象徴で出てくる。今となると何とも言えませんねぇ。ラストは、視聴者にこの家族の今後を委ねる。それは、日本の家族の将来を予言しているかのようだ。
上海十月

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