第1話の放送直前に始まるのを知って、なんとなく観てみた。今でもこんなに有名なんだからおもしろいはず、と思って。
おもしろかった。
雰囲気がなんか独特?じわじわと崩壊に向かっていく感じに毎回そわそわ…
このドラマだけは特別な思いがあります。DVD 購入して何回と観ました。
山田太一脚本、本当に面白いです。
仕事ばかりで家庭に関心がない父親の謙作、専業主婦の母則子、どこかいつも何かに苛立って不機嫌…
山田太一脚本のドラマは数々見てきたはずなのに、なんでこの「岸辺のアルバム」が抜けてたんだろう。でも今見るべき作品だったのかもな、なんて思いながら見た。
とにかく傑作。いままで見た全てのドラマをひっ…
私は子供の頃、この川の支流近くの山裾に住んでいた。
本作を10代で初めて観た時、音楽の向こうに映し出された映像ー激流に呑まれ崩れながら流されてゆく家々ーに凍りついた。
初めてワカラナイけれどワカ…
八千草薫がすごい。特に、洪水が押し寄せる家のなかで夫に迫るシーン。1977年のドラマ。近代的家父長制が崩れるシーン。物足りなさと性的欲求が絡み合っていく状況を清潔な感じで描けてるのが八千草薫のすごさ…
>>続きを読む不信と無関心がうずまく家庭の「家族のアルバム」に収まるのは、偽りの調和を表す笑顔。
それでもその笑顔を本物だと思い込まねばやっていられない仕事一筋の父、誰にも大切にされず孤独な母、達観した冷静さで偽…
このレビューはネタバレを含みます