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高原へいらっしゃいのTHのレビュー・感想・評価

高原へいらっしゃい(1976年製作のドラマ)
3.8
子供のころ再放送で本作を目にした記憶がずっと残っており、この夏U-NEXTで観られるようになったのを知ってすぐに鑑賞しました。
記憶に残っていたのは農協の団体が高原のホテルでテーブルマナーを教わる場面。田宮二郎の支配人がわざとラフな食べ方をし、肩ひじ張らずに食事を楽しみましょうと場をなごませるところです。
ですからタイトルも相まって癒し系の印象だったのですが、実はホテルのスタッフ皆が事情を抱え、再起をかけて働きながら互いに激しく火花を散らしたり、離反したり、和解したり……。思いのほかシリアスでくたびれる内容でした。
しかし田宮二郎の貫禄はとても40歳そこそことは思えず、見ごたえあり。また益田喜頓や古今亭八朝など、ドラマでは比較的レアな人たちがたくさん見られたのも個人的にはラッキーでした。
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